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第86回 国際協同組合デー 愛媛交流集会(第19回)
■共に生きていくために環境問題について考える
 
(2008/1/15)
 

 世界の協同組合に携わる人々が、平和とより良い生活をめざして協同組合運動の前進を誓い合う「国際協同デー」は、毎年7月の第1土曜日と定めており、2008年は7月5日がこの日にあたりました。第19回愛媛交流集会は、11月25日(火)に開催しました。

 愛媛県協同組合協議会は、愛媛県農業協同組合中央会、愛媛県森林組合連合会、愛媛県漁業協同組合連合会、愛媛県生活協同組合連合会の団体で構成しています。

 現在、地球規模での環境問題が深刻化している中、私たち一人一人が、身の回りの環境を守る取り組みを強めています。今回は、日頃の農・林・水の生産現場や地域での取り組みや活動交流を中心に、交流集会を進めました。

主催者代表挨拶や、活動報告の後、各協同組合での環境のとりくみ事例報告がありました。
▽愛媛県農業協同組合中央会
  テーマ「環境問題へのとりくみ」
農政担い手対策部 稲荷亨部長
 平成18年11月に開催した、第33回JA愛媛県大会での決議の重点項目のひとつは「地域と組織の基盤づくりにむけて協同活動の活性化と地域貢献」を掲げ、環境問題に取り組むことにしている。また、JAえひめ女性組織協議会の環境問題への取り組みでは、『JA女性エコライフ宣言』や、エコバック、「マイ箸、マイお茶」の取り組み等の報告がありました。
 
▽愛媛県森林組合連合会
  テーマ「森林組合系統運動のとりくみと職員ボランティアの事例の紹介」
総務部長 矢野勉氏
 森と地球温暖化対策、二酸化炭素の呼吸・固定、森林の保育、成長させながら収入も得る搬出伐採の方法。児童らによる木材市場の見学や木工体験など、有意義な報告がありました。
 
▽愛媛県漁業協同組合連合会
  テーマ「漁業者と地域住民が一体となった環境保全へのとりくみ」
漁政部 久津那幸敏氏
 えひめ漁民の森づくり活動の実施方法や、7年間とりくんだ成果の報告がありました。
 
▽愛媛県生活連合協同組合
  テーマ「マイバックでエコ!久米店舗委員会の環境へのとりくみ」
コープえひめ松山東南ブロック地域理事 永芳添綱氏
 コープ久米でのマイバック運動など、家庭でできるエコについて、報告がありました。
 
記念講演は、気候ネットワークの桃井貴子氏に「明日のエコでは間に合わない〜持続可能な社会をつくるために、今私たちが本当にやるべきことは?〜」というテーマでお話をいただきました。

 温暖化問題の解決に向けた3つのキーワードは、技術・制度・意識ということ。世界の二酸化炭素排出量に占める主要国の排出割合と各国の一人当たりの排出量の比較(04年度)では、アメリカ、中国、ロシアそして日本が4番目に多いという。そして、愛媛県内、市町での排出量比較は?と、グラフや図形で分かりやすい説明がありました。

 さまざまな省エネ活動に加えてもう一歩、注目すべきこと、2050年の地球が、愛媛が持続可能であるための方法の喚起と、私たち自身、さらに気を引き締めて地球のためにしないといけないことを改めて学びました。


▲当日は150名の参加がありました。 ▲写真や図形で、わかりやすい発表でした。
▲当日は150名の参加がありました。 ▲写真や図形で、わかりやすい発表でした。
▲講師 桃井貴子さん
▲講師 桃井貴子さん
   
 
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