「消費者被害」という言葉。近年耳にすることが多くなりました。しかしその内容についてはあまり知られていないのが現状のようです。「自分には関係がない」と思っていても、気がつかないで被害にあっていたという事実がありますが、ここ愛媛県でもこの様な事例が発生しています。くらしの中の様々なトラブルにあわないために何ができるのかということを一緒に考えようと、開催しました。
まず「消費者団体フォーラム」の実行委員会を立ち上げました。実行委員会団体メンバーはえひめ消費生活センター友の会・新居浜環境カウンセラー交流会・にいはま消費者友の会・松山消費者団体連絡協議会・えひめ消費者ネット・コープ自然派えひめ・コープえひめ・愛媛県生協連の8団体。
消費者庁や消費者委員会等の設置を受けて、地域の中での様々な消費や団体に活動の強化や活性化が求められている中で、県内での様々な消費者団体の活動交流や相互の連携強化をはかることを目的としました。
フォーラムではまず「愛媛の消費者被害の現状について」をテーマに愛媛県消費生活センター次長松岡秀子氏による報告がありました。消費生活センターの機能は助言・斡旋・啓発。センターに寄せられた相談やその件数。また増加傾向にある高齢者被害の特徴は3Kで健康面、経済面、孤独という不安心理を利用していること。そして最近の気になる相談に利殖商法があることなど。困ったときは、ピッピと相談!消費者トラブルは、早めにお近くの消費生活相談窓口に相談しましょうと呼びかけました。
次にえひめ消費生活センター友の会のみなさんによる寸劇「安すぎる思い出」と題して貴金属買取の例を、シュールなテーマではありますが演者の名演技が会場の笑いを引き出していました。他人事とは思えない身近に起こりえる事件を演じられました。
また「消費者被害をなくすために、私たちにできること」をテーマに全国消費者団体連絡会 事務局長・阿南久氏による講演がありました。2009年に創設された消費者庁と消費者委員会の意味。地方消費者行政の強化をはかっていくことの必要性。消費や組織の役割について、具体的にお話されました。
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愛媛県県民生活課 課長 大西 宏昭氏 |
愛媛県生協連 大川耕三会長理事 |
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愛媛県諸費生活センター 次長 松岡秀子氏 |
全国消費者団体連絡会 事務局長 阿南久氏 |
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えひめ消費者センター友の会の皆さん |
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