2012年4月21日(土)愛媛県武道館にて「県生協連第6回福祉事業交流会」を開催し、県内生協の組合員・役職員約70名が参加しました。この交流会は、愛媛県内で福祉事業に取り組む4つの生協(愛媛医療生協、松山医療生協、新居浜医療生協、コープえひめ)が、その時々の情勢や先進事例を学び、お互いの活動を交流することを目的に開催しており、今年で6回目の開催となりました。

　記念講演は新潟県のながおか医療生協高橋智憲専務理事を講師に招き、「生協らしい地域包括ケアの実践―ながおか医療生協の実践から」のテーマでご講演いただきました。ながおか医療生協はすでに8年前から地域包括ケアを実践しており、「高齢者を地域で守る、住み慣れた街で守る」ことを念頭に地域密着の事業を展開しています。これからの医療と介護と地域の連携の在り方について考えるうえで大変参考になるお話でした。

　その後、県内のそれぞれの生協から実践報告がありました。愛媛医療生協からは紙芝居を活用しての認知症キッズサポーターの養成について、新居浜医療生協からは組合員の力を借りながらのきめ細かな在宅ケアの実践について、松山医療生協からは訪問看護の現状と課題について、コープえひめからは宅配事業の配送担当者の機転が人命救助につながった事例等が報告されました。

　最後の分散会では、それぞれの持つ思いや悩みを交流する機会にもなり、参加者からは「前向きになれました」「明日からまた頑張れます」等の感想が聞かれました。