11月12日、JA愛媛にて「第92回国際協同組合デー愛媛交流集会」が開催されました。国際協同組合デーは、世界の協同組合に携わる人々が、平和とより良い生活をめざして協同組合運動の前進を誓い合うことを趣旨とし、今年で92回目、愛媛での交流集会は24回目となりました。
各協同組合の活動実践報告の後、「規制改革会議の組織改革案を問う」のテーマで、北海道大学名誉教授の太田原高昭氏が講演しました。全中・中央会制度の見直し、全農・経済連の株式会社化、総合農協の組織改編等、通常国会での農協法改訂の論点を解説し、一方で、日本の家族農業と農協の国際的意義について強調されました。また、農協法改訂の方向性は日本の農業を衰退させるだけでなく、世界の協同組合運動の発展に逆行するものとして、国際的にも大きく批判されていることが紹介されました。
講演の後、「協同組合の自己改革は協同組合の基本的価値に基づき行われるもので、国から一方的に規制改革を迫られるものでない」こと等を内容とする「申し合わせ」を県生協連大川会長理事が読み上げ、満場一致で採択しました。
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