11月12日(土)、県生協連福祉事業交流会が開催されました。この交流会は、県内の福祉事業に取り組む生協(愛媛医療生協・松山医療生協・新居浜医療福祉生協・コープえひめ)の役職員を対象に隔年で開催され、今回で10回目となりました。前回は、新型コロナウイルス感染症の影響を受け、開催を見合わせたため、4年ぶりの開催となりました。今年も新型コロナウイルス感染症の蔓延が続いていますが、各生協で福祉事業に関わる事業所の管理者を対象に絞り、オンラインで各生協の会場を繋ぎ開催し、42名が参加しました。
交流会は、倉田均実行委員長(愛媛県生協連副会長理事・愛媛医療生協専務理事)のあいさつで始まり、産業カウンセラー・キャリアコンサルタントの中田康晴氏((株)グッドコミュニケーション代表取締役)が「介護事業所の職場運営について〜やりがいある事業所をめざして〜」のテーマで講演し、管理者としての役割やいきいきとした職場運営について、わかりやすくお話しいただきました。その後、各生協からの実践事例が報告され、交流しました。
<実践事例報告>
①「通所リハの経営改善の取組〜作業療法士視点の職場運営〜」
愛媛医療生協 新居浜協立病院通所リハ主任 川村 世理 さん
②「誰もが健康で居心地よくくらせるまちづくりへの挑戦」
松山医療生協 居宅介護支援たちばな事業所管理者 田野 克典 さん
③「愉快な仲間たち&みんなの居場所」
新居浜医療福祉生協 あったかほーむたかつ所長 伊藤 道子 さん
④「生活支援サービス『くらサポ』の取り組み」
コープえひめ福祉事業部松山事業所リーダー 川端 孝弘 さん
終了後、参加者からは以下のような感想が寄せられました。
○「中田先生の講演の中で、イキイキ、ワクワクする職場づくりの大切さ、介護職の将来性を伝えていくことの必要性を感じました。新入職員が働き続けたいと思えるような職場づくりをしていかなければ、発展はないと思います。出来ることを少しでも取り入れて、今の疲弊した職場環境を変えていきたいと思います。『相手を変えようとせず、自分を変える』楽しく働き続けられる職場にしていきたいです。」
○「他の事業所の発表は、どれも利用者への想いが強く伝わってきました。何とかしたいという思いが職場の仲間にしっかりと伝わり、実践できていることに感心するしかありませんでした。」
○リモートではありましたが、他の事業所の取り組みの報告を聞かせていただき、コロナ禍で大変なことも多い中、頑張っておられることが伝わってきて、明日からの活力になりました。今後とも機会を設けていただき、情報交換の場にしていただきたいと思います。
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開会あいさつ
倉田 均 実行委員長 |
講師 中田 康晴 氏
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会場の様子 |
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