2025年11月14日（金）に、愛媛県協同組合協議会（EJC）が主催し、協同組合ネット北海道とオンラインにて「愛媛・北海道交流集会」を開催しました。EJCではIYC2025を主体的に取り組むため、独自県テーマ『地域とともに…広がれ！つながれ！愛媛の協同×SDGs』を制定しています。今回、その根底にある地域の人口減少への想いや対応に共鳴いただける団体として「協同組合ネット北海道」に交流集会の開催を呼びかけて開催が実現しました。交流集会には県内の各協同組合より55名が参加（県生協連から13名参加）しました。

　交流集会では、愛媛県からはJAにしうわより「労働力確保の取り組みについて」、続いて、愛媛県漁協より「宇和海・瀬戸内海の保全活動について」の報告がありました。また、北海道からは「北海道大学講座の開催」、「北海道協同組合就活サミット」、「子どもの居場所づくり応援基金の創立」、「北海道まるごとカレーパン」、「記念講演会の開催」、「協同組合間学習・交流会」の報告がありました。

　両道県の報告を受けて、それぞれの会場で報告を聞いての感想や質問を出し合い、それぞれから感想の報告、質疑応答を行いました。両道県からは、「愛媛県の魚類養殖でのAIを搭載した自動給餌システム導入に驚いた。」、北海道の「大学講座で各協同組合の現地視察は素晴らしい。」、「就活サミットの各団体の人事担当者が集まって企画、運営していることに驚いた。」などの感想や質問がいくつも出されました。最後に助言・応援コーディネーターとして参加していただいいた、愛媛県より（元愛媛大学教授）北海道大学板橋教授と、北海道より北海道大学小林准教授よりコメントをいただいて交流集会を終了しました。

　今回の交流集会では、両道県の特色ある取り組みの相互交流を通じて理解を深めることができましたし、地域内外での協同組合間の連携が強まったのではないかと思っています。今後もIYC2025を契機にSDGsの達成や持続可能な地域社会づくりに向けた協同組合の連携した取り組みが更に拡がるように努力して参ります。