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<主催:内閣府 共催:愛媛県、松山市>
2025年12月21日(日)、松山市で開催された「避難生活支援リーダー/サポーター研修」(二日目)にオブザーバー参加しました。(参加者52名、OB参加者22名)参加者は消防団、自主防災組織、社協、病院関係者など、多くの組織、団体から参加されていました。
近年、災害の多発や避難生活の長期化による災害関連死の増加が懸念されています。今回の研修は『避難生活支援』ということで、災害時の避難生活の環境向上に貢献できる地域の人材「避難生活支援 リーダー/サポーター」として実践的な知識・ノウハウを学ぶもので、二日目の研修は“対人コミュニケーション”について学ぶことが主でした。
【被災者の気持ちを聴くための技術や工夫例】
「話しやすい雰囲気・先に挨拶する・リラックスしてもらう・積極的に聴く・波長を合わせる・感情表現を大切にする」
研修プロブラムの一つである「演習」にも立ち会いました。演習は役割分担(被災者役、リーダー/サポーター役、観察者役)を決めてスタート。リーダー/サポーター役は被災者の困りごとをヒアリングして避難所の環境改善に繋げます。ただ単に自分の聞きたいことを質問する、それに被災者が答える、そんな単純なものではありませんでした。質問の仕方や言い方によっては被災者の気分を害したり傷つけたりしてしまいます。環境改善どころか、環境悪化になってしまう可能性もあります。正直、かなり難しいなあと感じました。
演習を通して、技術的なことで大切なことはたくさんありますが、最も大切なことは『被災者の心情を考える』ということだと思いました。被災者と日々のコミュニケーションを重ねて信頼関係をつくることの大事さ、常に相手の気持ちに寄り添い、共感することで不安を緩和したり、希望が生まれたりする。今回はオブザーバー参加ではありましたが、幹から枝の部分まで、たくさんのことを学ぶことができました。この学びを今後の活動に生かしていきたいと思いますし、また機会があれば参加してみたいと思います。
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| <食事コーナー・物資提供コーナー> |
<段ボールで作った寝床コーナー> |
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